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初不動 [神仏の縁日]

本日早朝、境内はうっすらとした銀世界に包まれました。
今月二度目の降雪です。

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雪化粧を施された本殿を始め境内各所


前回のようには積もりはしませんでしたが、それでも境内各所はうっすらと白くなりました。牡丹雪ではなく、パウダースノーのような雪でしたので風が吹くと舞い散っておりました。
午後には溶けてしまいましたが、美しい銀世界が広がりました。

さて、本日一月二十八日は、お不動さんとして親しまれている仏様「不動明王」の縁日です。

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磯部八幡宮の不動明王


亀ヶ池八幡宮で兼務をしている「下溝八幡宮」「磯部八幡宮」の境内には、このお不動さんを祀るお堂が建てられています。
春になりますと、亀ヶ池八幡宮より宮司が出向き、お不動さんに祝詞が奏上されます。
神主が仏様に祝詞を上げる(その逆も然り)というのは、古くからある日本の信仰スタイルであります。

この日はお不動さんをお祀りするお寺では大々的に法要が営まれている事でしょう。

上溝本町の本町自治会館がある敷地には、成田山新勝寺(千葉県成田市鎮座)よりお迎えされたお不動さんを祀るお堂がございますので、興味がある方は参拝されては如何でしょうか


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初天神 [神仏の縁日]

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本日1月25日は天神様の縁日の日です。一年の最初の天神様の縁日という事で「初天神」と呼ばれております。
落語の演目にもあるので、落語好きの方はご存じなのではないでしょうか。
落語の初天神でも、飴屋さんが出たりお団子屋さんが出たり、凧屋さんが出たりと賑やかな描写がされてますが、日本各地の天満宮を始め天神様をお祭する神社では露店などが軒を連ねている事でしょう。

天神様は菅原道真の事で、古くは京の都を恐怖に陥れた怨霊として畏れられてりましたが、時の天皇より立派なお宮を建立され尚かつ「天満大自在天(てんまんだいじざいてん)」という神名を贈られ、その怨念を鎮め時代の変遷とともに、生前の功績が御神徳とされ、勉学・学問を始め書・和歌の神様また正直の神様として崇敬されるようになりました。
勉学の神様という事ですので、学生さん(特に受験生)の参拝がこの時期の風物詩です。

相模原市南区当麻には市内唯一の天神様を祀る「当麻天満宮」が鎮座してございます。
やはりこの時期は志望校合格を祈る受験生やその親御さんの参拝が多いと聞きます。

さて、話はかわりますが、この日は天神様を祀る神社では「うそかえ神事」というのが行われます。
この「うそ」というのは実在する鳥の名前。
漢字で書きますと「鷽」という字になり、この字は学の旧字体「學」に似ているという事で天神様のお使いとされていますまた「うそ」は「嘘」にも通じるという事から去年の災難や凶事を「すべては嘘であった」という事にして、新年を良き物にしようという洒落であります。
しかしながらこの行事は大変な賑わいを見せ、うそかえ神事では各家庭の神棚からおろした木彫りの鷽を持ち寄って「うそを変えましょ」と言いながら境内に集まった人々が鷽を変えるという行事です。

興味がある方は来年の初天神には大きな天満宮などに参拝されてはどうでしょうか。


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初愛宕 [神仏の縁日]

毎月二十四日は各地の愛宕神社で縁日が開かれる日です。
中でも正月二十四日の今日は初愛宕と呼ばれ、旧暦の六月二十四日とともに、関東・近畿地方で重んじられています。
愛宕の神はその名前を「火産皇神(ほむすびのかみ)」と言い、火伏せの神として知られています。
その総社は、京都の愛宕山の愛宕神社とし、関東では東京芝の愛宕神社が知られています。火を司る神様という事で「火乃要鎮(ひのようじん)」のお札が授与されます。

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火産皇神は、亀ヶ池八幡宮においても相殿神としてお祀りされております。
やはり同じくして火伏せ(防火・鎮火)の御神徳がございます。
それ故、各工場・企業さまからお申し込みされ、ご奉仕いたします鞴祭(ボイラー祭)ではこの火産皇神様をヒモロギにお招きし、祭祀を行います。
その御神徳をお宿しした「火産皇神剣札」を頒布・授与をしておりますので、ご希望の方は社務所までお申し付け下さい。


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樹木伐採清祓い [神仏の縁日]

本日は初大師(はつだいし)という縁日です。
真言宗の開祖である弘法大師空海の入寂の日が21日であり、今日は新年最初の21日と言うことで初大師と呼ばれています。

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また早朝より樹木伐採前清祓いのご奉仕をいたしました。
家の敷地内に鎮座していますお稲荷様の横にある神木を切り落とすにあたって、この度訳あって伐採しなくてはならない旨を神様に報告し伐採工事が事故無く進むようご祈念申しあげました。


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ご参列ご苦労様でございました。 


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観音様の縁日 [神仏の縁日]

お昼前から爽やかな秋晴れとなりましたね。境内は秋晴れの下、風が葉っぱを揺らす音や鳥の鳴き声が聞こえ、落ち着いた雰囲気となっております。

さて、本日は氏子の上溝元町にてお祀りされている観音様についてお話したいと思います。

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観音様という仏様は、日本各地で篤く信仰されており、苦しみや災難にあっても、その名前を唱えれば必ず救ってくださると言われている仏様です。
「観音」の名前がつく仏様では、千手観音・十一面観音・馬頭観音などがありますが、これらは「正(聖)観音」様が様々な状況に応じて姿をかえたものである、と言われています。

さて、この観音様は行基というお坊さんが彫った観音様で「正観世音菩薩」と言い、毎年10月9日・19日・29日が縁日とされています。
宝暦9(1759)年ごろ、この近くを旅のお坊さんが通りかかり、養蚕をしている一見の農家に一夜の宿を求めました。
すると、その家の夫婦は快くお坊さんを泊め、篤くおもてなしをしました。
お坊さんはその優しさに心を打たれ、背負っていた包みを解いて「こちらは観音様です。大切にお祀りすれば、養蚕や安産のご利益を与えてくださいます」と夫婦に渡しました。
それが、この元町の観音様と言い伝えられています。

また、元町の観音様は「卯年観音・うどしかんのん」とも言われており、卯年の4月1ヶ月間は厨子の扉が開かれ、拝観できます。


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三の午(旧初午) [神仏の縁日]

本日は一粒万倍日。そして、三の午です。

一粒万倍日というのは、小さなものが万倍にもなって返ってくるという意味で、農作業や種まきなどの収穫に関わることに対しては非常に良い日であり、借金などには良くない日であるとされています。

また、本日は三の午であり旧暦では初午の日でもありましたので、お稲荷様のお祭がございました。

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お正月や、亀ヶ池八幡宮御例祭にお参り、そして初午祭をご希望される大変敬神の念の篤い方でございます。敷地内にてお祭りされているお稲荷様の前に祭壇を組み、益々のご繁栄・ご発展、皆様のご健勝を祈念申し上げました。ご苦労様でございました。

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二の午 [神仏の縁日]

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本日は二の午でしたので、各所でお稲荷様のお祭りの奉仕が重なりました。

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亀ヶ池八幡宮境内にお祭りしている亀八伏見稲荷大明神の大前において祭典が行われました。

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祭主・祭員整列
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お社の前にさまざまなお供え物をします
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お稲荷様に、氏子の安泰や町内安全・家内安全・商売繁盛を祈念します
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また、氏子の商店でもお稲荷様のお祭りがありました。

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こちらは商店の方々でお祭りしているお稲荷様

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こちらはお魚屋さんのお稲荷様
お店の中に立派な祭壇とお社が設えられております

お稲荷様は家内安全・商売繁盛の神様として一番身近に祭られている神様です。
お稲荷様のご加護の元、皆様方に幸多きよう祈念申し上げます。

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初午祭 [神仏の縁日]

今日は立春。
暦の上ではいよいよ春になりました。これから少しずつ春の足音が近づいてくる事でございましょう。

さて。
昨日は初午(はつうま)でした。初午とは、二月最初の「うま」の日の事を言い、全国のお稲荷様では初午祭が執り行われます。

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お稲荷様の総本宮である京都の伏見稲荷大社に神様がお鎮まりになったのが二月の初午の日であり、それゆえ2月の初めの午の日をお稲荷様の縁日としています。

亀ヶ池八幡宮では神職が出向し、地元の会社様や稲荷講中、店舗や各個人の御家庭に祀られる稲荷社の大前にて、初午祭をご奉仕申し上げました。

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企業さんでの初午祭の様子
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個人宅での初午祭

お稲荷様には日頃の感謝を奉告し、家内安全、商売繁昌をご祈願いたします。
お稲荷様のご加護のもと益々ご繁栄なさいますようお祈り申し上げます。
本日は誠におめでとうございます。


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初午祭のご案内 [神仏の縁日]

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今日は朝から良いお天気でしたが、まだ境内には雪が残っています。

さて、本日は2月の初午祭についてのご案内をします。
2月の初午というのはお稲荷様の縁日です。
2月の最初の午の日にお稲荷様が出現なさったということから、2月の最初の午の日が縁日となりました。

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この日には、古くからお稲荷様に油揚げや御神酒、小豆飯等をお供えしてお祝いをします。
そして、商家では商売繁盛を、一般家庭では無病息災・家内安全をお祈りします。

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亀ヶ池八幡宮では、初午祭のお祭りを承っております。
毎年、多くの企業や、個人様からお申し込みがあります。
初午祭では、神職が出向き、会社やご家庭の敷地内に祀られているお稲荷様の前にて商売繁盛・家内安全・無病息災の神事を斎行いたします。

また、お家にお稲荷様が無く、新たにお祀りをしたいとご希望の方には稲荷大神様の御魂入れ神事も承っております。


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十日えびす [神仏の縁日]

朝のうちは参拝者の姿もまばらでしたが、昼過ぎになると老人ホームの皆さんが次々と参拝されました。
静かだった境内は、一時の間賑やかになりました。

本日は、崇敬の念の篤い幼稚園の園長さん始め先生方が御祈祷を受けられました。
続いて亀ヶ池八幡大神の御分霊を祭るゴールド神社前にて、通園バスのお祓いを受けられました。

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ゴールド神社前に並ぶ先生たち

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通園バスのお祓い
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外側だけでなく、車内も祓い清めます

今日一月十日は、福徳円満・大漁満足・商売繁盛の恵比寿神の縁日です。
それは「十日えびす」と呼ばれ、関東より関西地方にて信仰篤いとされてます。
この日は、福笹が配られ、それに金銀財宝や米俵などを模した縁起物を巫女さんに取り付けてもらい、縁起笹とする風習があります。
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西宮戎神社や今宮戎神社の大祭とされますが、恵比寿神を祭っている神社では、この日に縁日が開かれるところもあるといわれてます。
この日恵比寿神に参拝すると、福徳を授けられるとのこと。
また、商家に於いては、この日に家の神棚に祭っている恵比寿神を床の間などに移し、その前に米や酒などを供え、一年の商売繁盛・家内安全を祈願するのです。
そして、10月の恵比寿神の縁日にはお礼と労いの意味を込めて、1月のそれよりも沢山のお供え物やご馳走を供えるならわしとなっています。

福笹だけでなく、箕に恵比寿・大黒の面をつけた福箕や福熊手なども授与されるといわれてます。
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熊手や箕に福神面を付ける意味は、福の神のご利益いよって、箕や熊手で福や幸を掻っ込むことができるという意味があるのです。

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言の葉日記

年間を通してのお祭り事やお宮での日々の一コマなどを掲載していきます。

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